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    4/5/2007

    右曲がりの・・・・・・

     

     随分前の話になりますが、アライメント調整を行いました。理由は簡単、左右のコーナーリングで違和感というか右コーナーは上手く曲がれるが左コーナーは走り難くと言うかステアリングが重くなっており、LSD装着後のタックインも左右差が酷いと思っていました。

     実は思い当たる事があり、1つは10月下旬で車山オフの帰りの山道で右フロントホイールを岩にヒットさせ曲げてしまった事、そして10日もしないうちに右リアホイールを中心に他車に事故られてしまった事、修理完了してこの異差に気付いていたのですが、その後は何だかんだと忙しくそのままで乗っていましたが、ようやく測定と調整をメンテナンスでお世話になっているBitteさんでお願いしました。

     アライメントはサスを交換した時や車高設定を大幅変えた時、またタイヤやホイールなど変えた時に行った方が良いと言われています。特にBMW車はノーマルからのジオメトリーが優れており、多少でも挙動に変化がおきるナ~などと思っています。当然ありえないスピードで高速道をとばす方々にとっては重要でしょうが、小生の場合はスピートレンジが低いため極端な変化が起きない場合はあまりショップでの調整は行っていません。雑と言えばそれまでですが、昔はダートなんかを走っていた関係で多少アライメントが崩れても・・・、って言いますかアライメントは直ぐ崩れてしまうものとして、あまり神経質になっていない習慣が昔から出来てしまっています。E90ではターマックばかりではありますが、夜な夜な路面状況があまりよくない林道を走ったりする為、フロントトーは多少狂っている状態はまぁ仕方がない程度で、セルフチェックで簡易に測定・調整なんかは気の向いた時にしていました。

     今回は流石にお手上げと言うか相当狂っている思うので、症状と設定希望を伝えて設定をして頂きました。結果は下記の表の通り右側が・・・・・・測定したモニターをN氏と覗き込み、N氏「コリャ酷いネ~。」、小生「でしょ~。でも直進性は悪くなかったんですがネ(爆」、N氏「多分フロント・リアの右曲がりを路面傾斜で相殺してるんだうネ。」なんって会話をしておりました。確かに基準ギリギリなんですが右コーナーが得意な状況はデーターを見ると一発。確かに前日に走った筑波サーキットの最終コーナーは安定したいた訳です。・・・(自爆 

     設定後のリア数値をみて変化がわかると思いますが左右のキャンバー角は違っております。コレはN氏の好意で行って頂いた設定で、以前からお邪魔していた時に、どんな所でどんな風に走るか今後どうしたいか等を話しており、それを汲んで頂いた小生の自重を含めた設定です。簡単に言えば1名乗車時にキャンバーに左右差(1名乗車で左右2°)を抑えた設定です。あと、超高速の直進走行はないのでフロント・トーをアウト気味に設定しています。Bitteさんの良い所はN氏をはじめとしたH氏、T氏とも、それぞれの自らのレースなど等々の経験をいかしてユーザーにフィードバックやアドバイスをして頂けるところで、その知識や経験は大いに勉強になります。 尚、一般的な設定は左右差はつけません。あくまでも特殊と言う事で・・・・また、インポート車はmm単位では無く角度で設定値を出します。したがってメーカー基準値は角度で定義されていますのでmmでうたうっている設定値では不安はぬぐえませんのでご注意を。(下表はE90スポーツサスの基準値ですのでご注意を)

     設定後のインプレは当然ながら左右差は無くなり、左コーナーは以前と比べ左右差が最小になったのでチョット最初は戸惑いましたが現在はなれて1名乗車では快適なコーナーリングフォースで走れるようになりました。また、トーアウトぎみなのでコーナーリングは当然ノーズ入りは良くなりましたがチョット開きすぎな感じもあり、高速道の轍でフラれる感じる事もあります。ただ、タイヤ性能にも左右され範囲なので、まぁ小生にとっては特に気になりません。  

     

    フロントアクスル 基準値 調整前・左 調整前・右 調整後・左 調整後・右
    トーの合計 0°14′±10′ +0°25′ +0°05′
    個別のトー +0°02′ -0°23′ +0°02′ +0°03′
    トー差角 左右角度差限界:最大30′
    インナーホイールの切れ角を20°にした時のトー角差 -1°40′ ±30′ -1°52′ -2°00′ -1°53′ -2°00′
    キャンバー角(左右の角度さ限界:30′) -33°±20′ -0°49′ -0°24′ -0°48′ -0°29
    キャスターアングル 左右角度差限界:最大30′ +6°34′ +6°51 +6°36′ +6°45′
    フロントホイールのホイールオフセット 0° ±15′        
    最大キャスター角:インナーホイール 40°37′        
    最大キャスター角:アウターホイール 32°57′        

     

    リアアクスル 基準値 調整前・左 調整前・右 調整後・左 調整後・右
    トーの合計 0°18′±6′ +0°08′ +0°10′
    個別のトー +0°16′ -0°07′ +0°05′ +0°05′
    トー差角   左右角度差限界:最大30′
        キャンバー角(左右の角度差限界: 最大30′)       -1°50′ ±15′ -2°02′ -2°01′ -2°03′ -1°58′
    ジオメトリー軸 0°±4′ -0°12′ -0°0′

     今回の設定に際しては静止状態のウェイトが重要なのでガソリン搭載量は半分に、持ち歩く重量物(工具・携行油圧ジャッキ)は後席助手席側足元の定位置へと、少しでもコーナーウェイトを気にした状態で測定及び調整。ただしお気づきだとは思いますが、右ハンドル車ですので本来の左ハンドルでウェイトバランスを設計されたE90には右ハンドル車は随分と右に偏ったウェイトなんですね。良く静止状態で右が下がり気味なんてネット掲示板なんかでは問題視されますが、コレは左ハンドルを前提に前後左右のウェイト設計(ボンネットを開ければ解ります。)された訳であり、右ハンドル車では左右コーナーウェイトバランスが崩れており右ばかりが重たく偏っています。良くカタログスペックベースで50:50を素晴しいと、たとえられる方を良くお見受けしますが、この左右のウェイトバランスは右ハンドル車では実は痛いところなんですネ~。例えばタイヤのサイドウォールやタイヤの減り方にも顕著に左右差が出ます。まぁ右ハンドル車なので左コーナーリングを攻め易い(当たり前か)のですが、それを差し引いても右タイヤの負担は大きく影響しています。